すっげー熱気で福岡県の流鏑馬へハマり込んでく
長いホームから階段を駆け下り、にぎやかな屋台通りを抜ければ、突如として整備された走路が、目に飛び込んできた。
そこで出迎えてくれた、福岡県の流鏑馬を目当てに集まった観客が発する熱気に圧倒される。
胸元まで届く風圧をともない、疾駆する瞬間には、視界の端から端へ揺れるたてがみも映り、まるで大地が拍動するみたく感じられた。
地面を踏むステップに合わせて砂利も飛び跳ね、足裏から伝わる全身を駆け巡る振動も心地良い。私は手すりに体重を預け、前傾姿勢のまま次を待つ。
弓弦が引かれる音はきらめく刃みたいに鋭く、放たれた軌跡は線を描き飛翔する。後には砂埃も漂い、福岡県の流鏑馬はますます盛り上がる。
全部終わった後も、高鳴ったテンションはしばらく消えず、まるで奥深く脈打ち続けているみたいね。それほど面白かったという訳さ。
福岡県の流鏑馬から帰る途中、まだ鼓動は速いまま。明日まで続きそうな勢い、初体験した迫力に圧倒されたんだろうね。違う場所も訪れてみたいかも、めちゃくちゃハマった感じ。